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ふるさと納税の始め方。初心者でも失敗しない手順と注意点

公開: 2026.02.24 | 更新: 2026.02.24 | AND LIFE編集部

ふるさと納税のイメージ

「ふるさと納税、お得らしいけどよくわからない」「なんとなく面倒そうで手をつけていない」。そんな人は多いのではないでしょうか。実際のところ、ふるさと納税は仕組みさえ理解すれば驚くほど簡単です。自己負担たった2,000円で各地の特産品がもらえて、残りは税金から控除される。やらない理由がないほどお得な制度ですが、上限額を間違えたり手続きを忘れたりすると「ただの高い買い物」になってしまうリスクもあります。

この記事では、ふるさと納税を初めてやる人が押さえるべきポイントを、仕組みの理解から具体的な手順、よくある失敗パターンまで一通り解説します。

ふるさと納税とは何か

ふるさと納税は、自分が応援したい自治体に「寄付」ができる制度です。2008年に始まりました。「納税」という名前がついていますが、実態は自治体への寄付金です。寄付をすると、自己負担額2,000円を除いた全額が所得税と住民税から控除されます。さらに、寄付先の自治体から「返礼品」として地域の特産品を受け取ることができます。

たとえば、年収500万円の会社員が合計50,000円のふるさと納税をした場合、48,000円が翌年の税金から控除されます。つまり、実質2,000円の負担で50,000円分の寄付をし、数万円相当の返礼品を受け取れるということです。返礼品の調達額は寄付額の3割以下というルールがあるため、50,000円の寄付なら最大15,000円相当の品物が届きます。

なぜ「お得」なのか:ふるさと納税をしなければ、住民税は何も受け取らずにそのまま納めることになります。ふるさと納税を使えば、同じ税負担(+2,000円)で返礼品がもらえる。つまり、本来は何ももらえなかったはずの税金が、返礼品という形で戻ってくるイメージです。

控除の仕組みと上限額の計算

ふるさと納税で最も重要なのが「控除上限額」の把握です。控除上限額とは、自己負担2,000円で済む寄付の上限金額のことです。この上限を超えて寄付すると、超えた分は純粋な持ち出しになります。つまり、上限額を知らずに寄付しすぎると損をする可能性があるということです。

控除上限額は、年収・家族構成・各種控除の有無によって変わります。正確な金額は個人ごとに異なりますが、おおよその目安は以下のとおりです。

年収(会社員)独身または共働き配偶者控除あり(片働き)
300万円約28,000円約19,000円
400万円約42,000円約33,000円
500万円約61,000円約49,000円
600万円約77,000円約69,000円
700万円約108,000円約86,000円
800万円約129,000円約120,000円

上の表はあくまで目安です。住宅ローン控除や医療費控除を受けている人は上限額が下がります。正確な金額を知りたい場合は、ふるさと納税ポータルサイトのシミュレーターを使いましょう。源泉徴収票があれば、年収・控除額を入力するだけで上限額が計算できます。

控除の内訳:ふるさと納税の控除は3段階で適用されます。(1) 所得税からの控除(寄付額-2,000円)× 所得税率、(2) 住民税からの基本控除(寄付額-2,000円)× 10%、(3) 住民税からの特例控除(残り全額)。この3つを合わせて、自己負担が2,000円になるように設計されています。

ワンストップ特例制度と確定申告の違い

ふるさと納税の控除を受けるには、手続きが必要です。手続き方法は「ワンストップ特例制度」と「確定申告」の2つがあります。会社員で確定申告をする予定がない人は、ワンストップ特例制度を使うのが圧倒的に簡単です。

比較項目ワンストップ特例制度確定申告
対象者確定申告が不要な会社員誰でも利用可能
寄付先の上限年間5自治体まで制限なし
手続き方法寄付のたびに申請書を自治体に郵送翌年2〜3月に確定申告書を提出
申請期限翌年1月10日必着翌年3月15日まで
控除の反映先住民税のみ(全額住民税から控除)所得税+住民税
手間少ない(書類を郵送するだけ)多い(申告書の作成が必要)

ワンストップ特例制度を使う場合、寄付のたびに「寄付金税額控除に係る申告特例申請書」を寄付先の自治体に送る必要があります。多くのふるさと納税サイトでは、寄付時に「ワンストップ特例申請書の送付を希望する」にチェックを入れると、自治体から申請書が届きます。届いたら必要事項を記入し、マイナンバーの写しと本人確認書類のコピーを同封して返送するだけです。

注意:ワンストップ特例を申請していても、医療費控除や住宅ローン控除の初年度などで確定申告をすることになった場合、ワンストップ特例は自動的に無効になります。確定申告の中でふるさと納税分も含めて申告し直す必要があるので、寄付の受領証明書は必ず保管しておいてください。

始め方4ステップ

ふるさと納税は、以下の4ステップで完了します。初めてでも1時間あれば十分です。

ステップ1:控除上限額を確認する

まず、自分の控除上限額を確認します。ふるさと納税ポータルサイト(楽天ふるさと納税、さとふる、ふるなびなど)にはシミュレーターが用意されています。源泉徴収票を手元に用意し、年収と家族構成を入力すれば目安額が表示されます。初めての場合は、表示された上限額の8割程度を目安に寄付すると安全です。

ステップ2:返礼品を選んで寄付する

ふるさと納税ポータルサイトで返礼品を選びます。ネットショッピングと同じ感覚で、欲しい品物を探してカートに入れ、決済するだけです。クレジットカード決済が使えるサイトがほとんどなので、ポイント還元も狙えます。寄付時に「ワンストップ特例申請書の送付を希望する」にチェックを入れるのを忘れないでください。

ステップ3:ワンストップ特例申請書を提出する

寄付後、自治体から申請書が届きます(届くまで1〜2週間かかることもあります)。届いたら、氏名・住所・マイナンバーを記入し、本人確認書類のコピーを同封して返送します。申請期限は翌年1月10日必着なので、年末ギリギリに寄付した場合は特に注意が必要です。最近はオンラインで申請できる自治体も増えているので、対応している場合はそちらを利用すると手間が省けます。

ステップ4:翌年の住民税を確認する

翌年6月頃に届く「住民税決定通知書」で、控除が正しく反映されているか確認します。通知書の「摘要」欄や「税額控除額」欄に、ふるさと納税の控除額が記載されているはずです。万が一反映されていない場合は、自治体の税務課に問い合わせてください。

人気の返礼品カテゴリ

ふるさと納税の返礼品は、食品から日用品、体験チケットまで多岐にわたります。初めての方は、まず定番の人気カテゴリから選ぶのがおすすめです。

カテゴリ人気の理由選ぶときのポイント
肉(牛肉・豚肉)量が多く、家計の節約に直結する小分け・冷凍パックだと使い勝手が良い。量が多すぎると冷凍庫を圧迫するので注意
毎日消費する主食。実用性が最も高い定期便(年に数回届く)を選ぶと保管場所に困らない
海鮮(カニ・エビ・ホタテ)普段なかなか買わない高級食材を楽しめる「訳あり品」は見た目が不揃いなだけで味は同じ。コスパ重視なら狙い目
フルーツ産地直送で鮮度が高い。贈答用にも旬の時期に届くため、届く時期を確認して注文する
日用品(ティッシュ・トイレットペーパー)確実に使うため無駄がない。実用派に人気大容量なので保管スペースの確保が必要
家電・電化製品高額寄付の選択肢として。上限額が高い人向け自治体にゆかりのあるメーカー製品のみ対象。選択肢は限られる

迷ったときは「普段の生活で確実に消費するもの」を選ぶのが間違いありません。米、肉、日用品は家計の足しになり、「得した」実感を持ちやすいカテゴリです。一方、カニやフルーツなどの嗜好品は「ふるさと納税でしか食べないような贅沢品を楽しむ」という使い方で満足度が高くなります。

初心者がやりがちな5つの失敗

失敗1:控除上限額を超えて寄付してしまう

最も多い失敗です。返礼品に夢中になって次々と寄付した結果、上限額をオーバーしてしまう。上限を超えた分は控除されず、純粋な自己負担になります。寄付するたびに累計金額を記録し、上限額の8割に達したら立ち止まって残りの余裕を確認する習慣をつけましょう。

失敗2:ワンストップ特例の申請を忘れる・期限を過ぎる

寄付はしたものの、ワンストップ特例の申請書を出し忘れるケースです。申請書を提出しなければ控除は受けられません。期限は翌年1月10日必着。特に12月下旬に駆け込みで寄付した場合、申請書の到着が年明けになり、記入・返送の期間がほとんどないことがあります。年末に寄付する場合は、オンライン申請に対応している自治体を選ぶと安心です。

失敗3:確定申告をしたのにワンストップ特例が有効だと思い込む

ワンストップ特例を申請済みでも、確定申告をすると特例は無効になります。医療費控除や住宅ローン控除の初年度申告など、何らかの理由で確定申告をする場合は、ふるさと納税の寄付金受領証明書をすべて添付して確定申告内で申告し直す必要があります。これを知らずにいると、控除がゼロになります。

失敗4:住所変更の届出を忘れる

ワンストップ特例を申請した後に引っ越した場合、翌年1月10日までに寄付先の全自治体に「申請事項変更届出書」を提出する必要があります。届出を出さないと、旧住所の自治体に控除の通知が行ってしまい、正しく控除が反映されません。引っ越し後はやることが多いので忘れがちですが、必ず対応してください。

失敗5:「実質タダ」と勘違いして無駄なものを頼む

ふるさと納税は実質2,000円で返礼品がもらえる制度ですが、「タダだから」と普段使わないようなものを頼んでしまう人がいます。大量のジャムやドレッシングが届いて使い切れない、冷凍のカニが冷凍庫に入りきらない。こうした失敗を避けるためにも、「これを定価で買うか?」と自問してから寄付するのがおすすめです。

ふるさと納税サイトの選び方

ふるさと納税は「ポータルサイト」と呼ばれる専用サイトを通じて行うのが一般的です。各サイトには独自のポイント還元や特徴があるため、自分に合ったサイトを選ぶことでさらにお得になります。

サイト名特徴こんな人におすすめ
楽天ふるさと納税楽天ポイントが貯まる・使える。お買い物マラソンとの併用で還元率が大幅アップ楽天経済圏の人。ポイント還元を最大化したい人
さとふる返礼品の発送が早い。マイページで配送状況を追跡しやすい届くスピード重視の人。管理のしやすさを求める人
ふるなび家電の返礼品が充実。ふるなびコインでAmazonギフト券等に交換可能家電が欲しい人。Amazon派の人
ふるさとチョイス掲載自治体数・返礼品数が最大。選択肢の豊富さはNo.1珍しい返礼品を探したい人。とにかく選択肢を見たい人

初めてなら「楽天ふるさと納税」が最も取り組みやすいでしょう。楽天市場のアカウントがあればすぐに始められ、通常の楽天ポイントに加えてSPU(スーパーポイントアッププログラム)やお買い物マラソンの対象にもなります。たとえばSPUで10倍のポイント還元がある状態で50,000円寄付すれば、5,000ポイント(5,000円相当)が還元されます。自己負担2,000円を上回る還元が得られるため、実質的にプラスになるケースもあります。

複数のサイトを併用しても問題ありませんが、ワンストップ特例を使う場合は寄付先の自治体数が合計5つ以内に収まるよう注意してください。同じ自治体への寄付は何回でもカウントは1つですが、サイトをまたいで違う自治体に寄付していると、気づかないうちに6自治体以上になっていることがあります。

まとめ

ふるさと納税は、仕組みを正しく理解すれば誰でもお得に活用できる制度です。最初にやることは「控除上限額の確認」。次に「返礼品を選んで寄付」。そして「ワンストップ特例の申請書を期限内に提出」。この3つを押さえておけば、初めてでも失敗することはまずありません。

年末に駆け込みで始める人が多いですが、余裕を持って10月〜11月頃から始めるのがおすすめです。人気の返礼品は年末に品切れになることがありますし、ワンストップ特例の申請にも余裕が持てます。今年のふるさと納税がまだの方は、まずは控除上限額のシミュレーションから始めてみてください。

AND LIFE編集部
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