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マネー 公開: 2026.03.01 | 更新: 2026.03.01 | AND LIFE編集部

格安SIM乗り換えガイド。月5,000円以上安くなる手順と比較

格安SIM乗り換えガイドのイメージ

毎月のスマホ代、いくら払っていますか。MMD研究所の2025年9月調査によると、大手3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の通信+通話料金の平均月額は約4,400円、端末代を含めると約9,400円。一方、MVNO(格安SIM)の平均は通信+通話で約1,600円です。その差は月に約2,800円、年間で約33,600円にのぼります。

しかし、これは「平均」の話です。大手キャリアの無制限プランを使っている人が、自分に合った格安SIMに乗り換えると、月5,000円以上、年間6万円以上の節約も十分に実現できます。この記事では、2026年3月時点の最新料金をもとに、主要9社を比較し、失敗しない乗り換え手順をステップごとに解説します。

大手キャリアと格安SIM、料金差はどのくらいか

まず、大手キャリアの代表的なプランと格安SIMの料金を具体的に比べてみましょう。

項目大手キャリア(例: ドコモ eximo)格安SIM(例: IIJmio 5GB)差額
月額基本料7,315円(無制限)990円-6,325円/月
各種割引適用後4,928円990円-3,938円/月
年間の差額約47,000〜76,000円

大手キャリアでは家族割・光回線セット割・dカードお支払割などを全て適用してようやく4,928円程度ですが、格安SIMなら割引なしの基本料金でその半額以下になります。割引条件を揃えるために光回線や家族の契約を縛られる必要もありません。

データ使用量の現実。MM総研の2025年調査によると、スマートフォン利用者の月間データ通信量の中央値は約3〜5GB。大半の人は20GB以上の大容量プランを持て余しています。自分の実際の使用量を確認するだけで、最適なプランが見えてきます。

主要格安SIM 9社の料金比較

2026年3月時点の最新料金です。自分のデータ使用量に近い列を中心にチェックしてください。

小〜中容量(3GB〜10GB)向け料金比較

キャリア回線3GB5〜7GB10GB特徴
LINEMOSoftBank990円2,090円LINEギガフリー。3GB超は自動で10GBに
povoau990円(30日)基本料0円。都度トッピング購入型
IIJmiodocomo/au990円(5GB)1,500円端末セールが豊富。家族間シェア可
mineo3キャリア対応1,298円1,518円(7GB)1,958円(15GB)パケット放題Plus・フリータンクが独自
楽天モバイル楽天/au1,078円3GBまで1,078円、20GBまで2,178円の段階制
UQモバイルauトクトクプラン2:割引適用で月1,628円〜
ワイモバイルSoftBankシンプル3 S(4GB):3,058円、割引適用で安く

中〜大容量(20GB以上)向け料金比較

キャリア20GB30GB50GB〜無制限
ahamo2,970円4,950円(110GB大盛り)
LINEMO2,970円
楽天モバイル2,178円3,278円3,278円3,278円
povo2,700円(30日)
IIJmio2,000円3,900円(55GB)
mineo2,178円(30GB)2,178円990円(マイそく1.5Mbps)
注目は楽天モバイルの無制限3,278円。データをたくさん使う人にとって、大手キャリアの無制限プラン(7,000円台)から楽天モバイルに乗り換えるだけで月4,000円以上の節約になります。ただし、地下やビル内で電波がつながりにくい場所があるという声もあるため、行動範囲の電波状況を事前に確認しておくことをおすすめします。

タイプ別おすすめの選び方

格安SIMは「安ければいい」ではなく、自分の使い方に合うかどうかが重要です。以下のタイプ別に整理しました。

とにかく安くしたい人

通信品質を落としたくない人

データ無制限で使いたい人

LINEを大量に使う人

家族割がある人は要注意。大手キャリアの家族割を使っている場合、自分が抜けると家族のスマホ代が上がることがあります。家族全員でまとめて乗り換えるか、UQモバイル・ワイモバイルなど家族割のある格安SIMを選ぶのが賢い方法です。

乗り換え手順は5ステップで完了する

「手続きが面倒そう」というのが格安SIMへの乗り換えをためらう最大の理由です。しかし2026年現在、MNPワンストップ方式の普及により、乗り換え先のWebサイトだけで手続きが完結します。MNP予約番号の取得すら不要な場合がほとんどです。

1

現在の契約内容を確認する

My docomo / My au / My SoftBankにログインし、(1) 月のデータ使用量(過去3ヶ月分)、(2) 端末の分割払い残額、(3) 現在の割引内容(家族割・光セット割など)、(4) 2年定期契約の有無を確認します。2022年以降に契約した人は違約金が発生しないケースがほとんどです。

2

SIMロック解除が必要か確認する

2021年10月以降に購入したスマホは原則SIMフリーです。それ以前の端末はSIMロック解除が必要ですが、各キャリアのマイページから無料で手続きできます。店頭での手続きは手数料がかかる場合があるため、オンラインがおすすめです。

3

乗り換え先を申し込む(MNPワンストップ対応)

乗り換え先のWebサイトで「他社から乗り換え(MNP)」を選択。MNPワンストップに対応している場合、予約番号の取得は不要です。ahamo・LINEMO・povo・楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイルなど主要各社が対応済み。本人確認書類(免許証やマイナンバーカード)をアップロードすれば申し込みは完了します。

4

SIMカードを受け取る or eSIMを設定する

物理SIMカードの場合は1〜3日で届きます。eSIM対応端末なら即日開通も可能です。eSIMはQRコードを読み取るだけで設定が完了するため、配送を待つ必要がありません。iPhone XS以降、Google Pixel 4以降など多くの端末が対応しています。

5

回線を切り替えて利用開始

届いたSIMカードを端末に挿入するか、eSIMの設定を有効化し、乗り換え先のマイページで「回線切り替え」ボタンを押します。切り替えは数分〜1時間程度で完了。電話番号はそのまま引き継がれます。元のキャリアは自動で解約されるため、別途手続きは不要です。

乗り換えのベストタイミング。月末近くに乗り換えるのがおすすめです。大手キャリアの月額料金は日割りにならないケースが多いため、月初に解約すると丸1ヶ月分の料金が発生します。一方、格安SIMの初月料金は日割りになる会社が多いため、月末切り替えがもっとも無駄がありません。

乗り換え前に知っておくべき注意点

キャリアメールの扱い

@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなどのキャリアメールは、乗り換えるとそのままでは使えなくなります。ただし、各キャリアとも「メール持ち運びサービス」(月額330円)を提供しており、解約後も継続利用が可能です。

キャリアサービス名料金申込期限
ドコモドコモメール持ち運び月額330円解約後31日以内
auauメール持ち運び月額330円解約後31日以内
ソフトバンクメールアドレス持ち運び月額330円 or 年額3,300円解約後31日以内

ただし月額330円を払い続けるのは本末転倒です。乗り換えを機にGmailやiCloudメールなどのフリーメールアドレスに移行するのがおすすめです。銀行やネットサービスの登録メールを事前に変更しておきましょう。

違約金と端末の分割払い

2022年7月以降、総務省の指導により大手キャリアの2年縛り・違約金は廃止されています。それ以前に契約した旧プランでも、更新月以外の違約金は最大でも1,100円程度。MNP転出手数料も無料化されているため、金銭的なハードルはほぼゼロです。

端末の分割払いが残っている場合も、乗り換え後にそのまま支払い続けることが可能です。一括清算する必要はありません。

家族割への影響

大手キャリアの家族割は、回線数が減ると残った家族の割引額が下がる場合があります。例えばドコモの「みんなドコモ割」は3回線以上で1,100円割引ですが、2回線になると550円に減額されます。家族のスマホ代も含めたトータルで損得を計算してから判断してください。

通信品質の実態 ― 昼休みは本当に遅いのか

「格安SIMは遅い」というイメージは完全に間違いではありませんが、2026年現在はかなり改善されています。ただし、キャリアの種類によって傾向が異なります。

速度が安定しているキャリア

昼休みに速度低下しやすいキャリア

平均10Mbps以上あれば快適。一般的なスマホ利用(SNS・Web閲覧・動画視聴)であれば10Mbps程度の速度で十分です。2026年現在、ほとんどの格安SIMが朝・夕方・夜間はこの水準を超えています。昼休みにYouTubeを高画質で見たい、という特定のニーズがなければ、通信品質を理由に格安SIMを避ける必要はありません。

よくある失敗パターンと対策

失敗パターン原因対策
登録サービスにログインできなくなったキャリアメールで登録していたサービスの変更を忘れた乗り換え前にGmailなどへ変更。銀行・保険・通販サイトは優先的に対応
思ったより安くならなかった端末分割払いの残額が多く、トータル費用が下がらなかった端末代は別計算。分割完了後の月額差額で比較する
電波が入らない場所があった利用回線のエリア確認をしなかった各キャリアの公式エリアマップで自宅・職場・通勤路をチェック
家族のスマホ代が上がった家族割の回線数が減り、残った家族の割引額が下がった家族全員の料金シミュレーションを行ってから乗り換える
サポートに電話がつながらない格安SIMは店舗・電話サポートが限定的チャットやオンラインサポートに慣れるか、UQ・ワイモバイルなど店舗のある会社を選ぶ
乗り換え前チェックリスト。 (1) 過去3ヶ月のデータ使用量を確認した (2) 端末の分割払い残額を確認した (3) キャリアメールで登録しているサービスを洗い出した (4) 家族割の影響をシミュレーションした (5) 乗り換え先の対応エリアを確認した ― この5つを済ませてから申し込めば、失敗のリスクはほぼゼロになります。

まとめ ― 年間6万円以上の節約は、行動した人だけが手にする

格安SIMへの乗り換えは、2026年現在もっとも確実な固定費削減の方法です。MNPワンストップの普及で手続きは大幅に簡素化され、eSIMなら自宅から30分程度で完了します。通信品質もオンライン専用プランやサブブランドを選べば大手キャリアとほぼ変わりません。

この記事のポイントを振り返ります。

「いつか乗り換えよう」と思いながら毎月5,000円多く払い続けると、1年で6万円、3年で18万円の差が生まれます。情報はこの記事で揃いました。あとは行動するだけです。

AND LIFE編集部
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