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30代からの健康診断ガイド。結果の見方と見逃してはいけない数値

公開: 2026.02.26 | 更新: 2026.02.26 | AND LIFE編集部

健康診断のイメージ
この記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、医療アドバイスを提供するものではありません。健康診断の結果について判断に迷う場合や体調に不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。基準値は日本人間ドック学会の公表データ等を参考にしていますが、医療機関によって異なる場合があります。

「健康診断の結果、特に問題なかったから大丈夫」。30代でそう思っている人は多いかもしれません。しかし、結果票に並ぶ数値の意味を正しく理解しているでしょうか。「A判定」だから安心、ではなく、数値がどの方向に動いているかを読み取ることが、30代からの健康管理では重要になります。この記事では、健康診断の基本項目の見方から、追加すべきオプション検査、結果を日常に活かす具体的なステップまでを解説します。

30代で健康診断を軽視するリスク

20代まではほとんどの数値が基準値内に収まっていた人でも、30代に入ると変化が出始めます。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、30代男性のメタボリックシンドローム該当者・予備群の割合は約3割に達するとされています。自覚症状がないまま生活習慣病のリスクが積み上がっていく時期です。

特に注意が必要なのは、数値が「正常範囲だがギリギリ」の状態を放置することです。たとえば血圧が129/84mmHgは基準値内ですが、前年から10以上上がっていれば、それは体が発しているサインです。健康診断は「異常なし」を確認する場ではなく、数値の変化を追うための定点観測だと考えてください。

30代は自覚症状がなくても数値が悪化し始める年代です。「去年と比べてどう変わったか」を毎年チェックする習慣が、将来の大きな病気の予防につながるとされています。

健康診断の基本項目と基準値の見方

健康診断の結果票にはたくさんの項目が並んでいますが、30代男性が特に注目すべき項目は6つあります。以下の表は、日本人間ドック学会が公表している基準値を参考にまとめたものです。医療機関によって基準値が若干異なる場合がありますので、あくまで目安としてご確認ください。

検査項目基準値(正常範囲)注意が必要な数値30代男性が注目すべき理由
BMI18.5〜24.925.0以上(肥満)内臓脂肪が増え始める時期。BMI 25未満でも体脂肪率が高い「隠れ肥満」に注意
血圧収縮期 130未満 / 拡張期 85未満130/85以上30代の高血圧は自覚症状がほぼない。放置すると動脈硬化のリスクが上がるとされる
LDLコレステロール60〜119 mg/dL120〜179は要注意 / 180以上は要受診食生活の乱れ・運動不足が直結する項目。30代から徐々に上昇する傾向がある
空腹時血糖値99 mg/dL以下100〜125は境界型 / 126以上は糖尿病型糖尿病は初期に自覚症状がないため、数値でしか気づけない
肝機能(AST / ALT / γ-GTP)AST 30以下 / ALT 30以下 / γ-GTP 50以下(IU/L)いずれかが基準値超え飲酒習慣がある人は30代からγ-GTPが上昇しやすい。脂肪肝のサインでもある
尿酸値2.1〜7.0 mg/dL7.1以上30代男性に多い痛風の原因。ビール・レバー・魚卵などプリン体の多い食事に注意
結果票は「今年の数値だけ」を見るのではなく、過去2〜3年分を並べて比較することが大切です。基準値内でも毎年上昇しているなら、生活習慣の見直しを検討するタイミングかもしれません。

「要経過観察」と「要精密検査」の違い

健康診断の判定欄に「要経過観察」「要精密検査」と書かれると不安になるかもしれません。しかし、この2つは意味も緊急度もまったく異なります。正しく理解して、適切な行動を取ることが重要です。

判定区分と対応

最も多いのが「C(要経過観察)」の判定です。「要経過観察」は「今すぐ治療が必要ではないが、放置してよいわけではない」という意味です。30代で「C」が出た項目は、生活習慣を変えれば基準値内に戻せる可能性が高いとされています。逆にここで放置すると、40代で「D」や「E」に進行するリスクがあります。

「要精密検査」と言われたら、先延ばしにせず2週間以内に受診することをおすすめします。精密検査の結果、問題がなかったというケースも多いですが、万が一のリスクを考えると早めの行動が最善です。

30代男性が追加すべきオプション検査

会社の定期健診は最低限の検査項目しかカバーしていません。30代からは自費でオプション検査を追加することで、定期健診では見つけにくい病気のリスクを早期に把握できます。以下に主なオプション検査の比較をまとめました。

検査名費用目安推奨頻度わかること
人間ドック3〜5万円年1回定期健診の上位版。腹部エコー・眼底検査・心電図など幅広くカバー。30代後半からは年1回の受診が推奨される
胃カメラ(上部内視鏡)5,000〜15,000円2〜3年に1回胃がん・逆流性食道炎・ピロリ菌感染の有無。バリウム検査より精度が高いとされる
腹部エコー3,000〜6,000円年1回脂肪肝・胆石・腎臓結石など。痛みがなく短時間で終わるため追加しやすい
腫瘍マーカー(PSA等)3,000〜10,000円(項目数による)年1回がんの補助的な指標。PSA(前立腺)、CEA(大腸等)、AFP(肝臓)など。単独では確定診断にならないが、経年変化の追跡に有用
ピロリ菌検査1,000〜3,000円人生で1回(陽性なら除菌後に再検査)ピロリ菌感染は胃がんのリスク因子。陽性なら除菌治療が保険適用になる場合がある
AGA(男性型脱毛症)チェック無料〜5,000円(クリニックによる)気になった時点で1回30代から進行することが多い。早期に専門クリニックで相談することで選択肢が広がる

全部を毎年受ける必要はありません。まずはピロリ菌検査(人生で1回)と腹部エコー(年1回追加しやすい)から始めて、35歳を目安に人間ドックに切り替えるのが現実的な進め方です。

健康診断の前日・当日にやってはいけないこと

健康診断の数値は、前日と当日の過ごし方で大きく変動します。正確な数値を得るために、以下のNG行動を避けてください。

前日のNG行動

当日のNG行動

「前日だけ節制すればいい」と思うかもしれませんが、健康診断の目的は「普段の状態を知ること」です。前日だけ禁酒・節食しても、日常的に飲酒量が多ければ肝機能の数値には影響が出ます。あくまで「正確な数値を出すための最低限の準備」として捉えてください。

結果を活かすための生活改善ステップ

健康診断の結果を受け取っただけでは何も変わりません。数値を改善するための具体的なアクションに落とし込むことが重要です。以下は、項目別の改善アプローチです。

BMI・体重が気になる場合

血圧が高めの場合

コレステロール・中性脂肪が高めの場合

血糖値が高めの場合

肝機能・尿酸値が高めの場合

オンライン診療という選択肢

健康診断で気になる数値が出たとき、「病院に行く時間がない」「何科を受診すればいいかわからない」と感じて放置してしまう人は少なくありません。そんなときに活用できるのがオンライン診療です。

オンライン診療は、スマートフォンやパソコンのビデオ通話で医師の診察を受けられるサービスです。初診からオンラインで対応しているクリニックも増えており、仕事の合間や休日に自宅から受診できます。健康診断の結果を画面で見せながら「この数値が気になるのですが」と相談できるため、対面の受診に比べてハードルが低いのが特徴です。

AGA(男性型脱毛症)の相談もオンライン診療と相性がよい分野のひとつです。30代から進行が始まるケースが多く、早期に専門医に相談することで治療の選択肢が広がるとされています。「薄毛が気になるけど、クリニックに通うのは抵抗がある」という場合、まずはオンラインで無料カウンセリングを受けてみるのも一つの方法です。

オンライン診療はすべての症状・疾患に対応しているわけではありません。精密検査が必要な場合や緊急性が高い場合は、対面での受診が必要です。あくまで「相談の入り口」として活用し、必要に応じて通院に切り替えることが大切です。

まとめ

30代の健康診断は、「異常なし」を確認するためのものではなく、数値の変化を追い、将来のリスクを早期に察知するためのものです。結果票を受け取ったら、まず6つの基本項目(BMI・血圧・LDLコレステロール・空腹時血糖値・肝機能・尿酸値)を前年と比較してみてください。「要経過観察」が出ていたら3〜6ヶ月後の再検査を忘れずに。「要精密検査」なら2週間以内の受診を。生活習慣の見直しは、小さな変化を1つずつ積み重ねるのが続けるコツです。そして、数値が気になったらオンライン診療でもよいので、まず専門家に相談する一歩を踏み出してみてください。

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