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暮らし

部屋が片づかない人のための整理術。リバウンドしない5つのルール

公開: 2026.02.24 | 更新: 2026.02.24 | AND LIFE編集部

整理術のイメージ

「片づけたのに、1週間で元通り」。そんな経験を繰り返していませんか。片づけが苦手な人に足りないのは、やる気ではなく「仕組み」です。一時的にきれいにするのではなく、散らからない状態を維持するためのルールを身につければ、部屋は自然と片づいたままになります。この記事では、整理収納のプロが実践している「リバウンドしない5つのルール」と、場所別の具体的な片づけ手順を紹介します。

なぜ片づけてもリバウンドするのか

片づけのリバウンドが起きる最大の原因は、「モノを移動しただけで、減らしていない」ことです。散らかった机の上のモノを引き出しに押し込む。床に置いてあった服をクローゼットに詰め込む。これは片づけではなく「隠す」行為です。収納スペースには限界があるため、隠し場所がなくなった瞬間にまた散らかります。

もうひとつの原因は、モノの「定位置」が決まっていないことです。使ったモノを元に戻す場所がなければ、とりあえずテーブルの上や床に置くしかありません。この「とりあえず置き」が積み重なって、部屋は散らかっていきます。

片づけの本質は「モノの量を適正にすること」と「すべてのモノに住所を与えること」の2つです。この2つができていれば、特別な収納テクニックがなくても部屋は散らかりません。

ルール1:「全部出す」から始める

片づけを始めるとき、多くの人は「いらないモノを探す」ところからスタートします。しかし、これでは収納の中に何があるか全体像が把握できず、判断が甘くなります。正しいやり方は、まず対象エリアのモノを「全部出す」ことです。

たとえばクローゼットを片づけるなら、中身をすべて床やベッドの上に出します。引き出しなら、引き出しごとひっくり返す。全体が見えると「こんなに持っていたのか」という実感が湧き、手放す判断がしやすくなります。

全部出すときのポイント

ルール2:モノの適正量を決める

モノが増え続ける人は、「いくつ持つべきか」の基準がありません。セールで安かったから、便利そうだから、という理由で買い足していくと、気がつけば同じ用途のモノが何個もある状態になります。

適正量とは、「自分の生活で実際に使い回せる数」のことです。カテゴリごとに上限を決めておくと、買い物のときに「これ以上は増やさない」と判断できるようになります。

カテゴリ適正量の目安考え方
トップス(普段着)7〜10枚週5日の通勤+休日2日分。洗濯頻度に合わせて調整
ボトムス4〜6本トップスより着回しがきくため少なめでOK
タオル家族の人数×3枚使用中・洗濯中・予備の3ローテーション
食器家族の人数+来客2名分「いつか使う」来客用セットは不要。必要なら紙皿で対応
文房具各種1本ずつボールペン3本、はさみ2本は持ちすぎ
適正量に正解はありません。大切なのは「自分で数を決めて、それを守る」というルールを持つことです。最初は多めに設定して、慣れてきたら減らしていく方法がストレスなく続けられます。

ルール3:定位置を決めて「戻す」を習慣にする

片づいた部屋を維持するために最も重要なのが、すべてのモノに「定位置(住所)」を決めることです。鍵はここ、リモコンはここ、郵便物はここ。置き場所が決まっていれば、使った後に「戻す」だけで部屋は散らかりません。

定位置を決めるコツ

「片づけなさい」と言わなくても、定位置さえ決まっていれば「元に戻すだけ」で済みます。片づけの手間を限りなくゼロに近づけるのが、定位置管理の本質です。

ルール4:1つ買ったら1つ手放す

モノの総量を一定に保つための最もシンプルなルールが「ワンイン・ワンアウト」です。新しいシャツを1枚買ったら、古いシャツを1枚手放す。新しいマグカップを買ったら、使っていないマグカップを1つ処分する。

このルールがあると、買い物のたびに「本当にこれが必要か?今持っているモノのどれを手放すか?」と考えるようになります。衝動買いが減り、結果として本当に気に入ったモノだけが手元に残ります。

手放す方法は「捨てる」だけではありません。フリマアプリで売る、寄付する、知人に譲るなど、モノの状態に合わせて最適な方法を選びましょう。まだ使えるモノを活かすことで、手放すことへの心理的ハードルも下がります。

ルール5:「いつか使う」は捨てるサイン

片づけで最も判断が難しいのが、「まだ使えるけど、今は使っていない」モノです。壊れていない家電、サイズが合わなくなった服、読みかけの本。「いつか使うかもしれない」と思って残すモノは、ほとんどの場合その「いつか」が来ません。

手放す判断の基準

迷ったときは「これがなかったら買い直すか?」と自分に聞いてみてください。答えが「No」なら、それは手放していいモノです。

場所別の片づけ手順

5つのルールを理解したら、実際に手を動かしましょう。おすすめの順番は「小さい場所から始めて成功体験を積む」ことです。いきなりクローゼット全体に挑むのではなく、引き出し1段、洗面台の下など、30分以内に終わる範囲から始めます。

クローゼット・衣類

  1. すべての服を出して床に並べる
  2. 「今シーズン着た服」と「着なかった服」に分ける
  3. 着なかった服のうち、来シーズンも着る確信がないものは手放す
  4. 残す服だけをカテゴリ別(トップス・ボトムス・アウター)に戻す

キッチン

  1. 引き出し・棚を1つずつ全部出す
  2. 賞味期限切れの食品、欠けた食器、使っていない調理器具を処分する
  3. 毎日使うモノ(箸・茶碗・フライパン等)を最も取り出しやすい場所に配置する
  4. 同じ用途の調理器具が複数ある場合は、よく使う方だけ残す

デスク・書類

  1. デスクの上をすべて空にする
  2. 書類は「要対応」「保管必須(契約書等)」「それ以外」に分ける。「それ以外」はすべて処分
  3. 文房具は各種1本に絞り、ペン立て1つに収まる量にする
  4. デスクの上に置くのは「毎日使うモノ」だけ。それ以外は引き出しへ

洗面所・バスルーム

  1. 使いかけのシャンプー・化粧品をすべて出す
  2. 使い切れていないモノ、肌に合わなかったモノは処分する
  3. ストックは各1個まで。「安いからまとめ買い」はスペースを奪う原因
  4. タオルは適正量(家族人数×3枚)に減らす

まとめ

片づけてもリバウンドする原因は、やる気の問題ではなく「仕組み」の問題です。「全部出す」「適正量を決める」「定位置を決める」「1イン1アウト」「いつか使うは捨てるサイン」。この5つのルールを習慣にすれば、片づけは「毎回がんばるイベント」から「勝手に維持される状態」に変わります。まずは引き出し1段から。30分だけ時間を取って、今日から始めてみてください。

AND LIFE編集部
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